ドカベン

ドカベン」最初のセンバツ決勝の、土佐丸高校戦で以前から気になるシーンがありました。
ツーアウト三塁で走者が犬神のとき、里中が投げた球がワイルドピッチになって、ホームに突入した犬神とクロスプレイのはずでした。
でも、山田とぶつかった球審の予備のボールがこぼれて区別がつかなくなり、里中は手近なボールをつかんで犬神にタッチしましたが「セーフ」の判定に。
初めて読んだときから、土井垣監督の「つかんだボールこそ本物と思います」との抗議に共感していました。
作中ではセーフの理由は語られていませんでしたが「ボールデッドで、かつ安全進塁権」という説が。
「知っておきたい野球ルール集」に「走者が安全に塁を与えられる場合」が説明されていました。
http://www.kidtom.com/baseball/2005/08/-2.html
ボールの区別がつかなくなった時点で「ボールデッド区域に入った」と同等と仮定すると、その時点で犬神はホームインとなります。
「安全進塁権の有無」は議論の余地があると思いますが「ボールデッド」扱いが妥当となりそうな印象は。